ネット収入の税金（アフィリエイトの確定申告）　【ネットで収入スーパーガイド】

ネット収入の税金（アフィリエイトの確定申告）

ポイントサイトやアフィリエイトで稼いだ収入は、課税対象となります。
一定の金額以上の所得がある場合は、申告が必要となるので、日頃から必要経費のレシートなどを、保存しておきましょう。

管理人は税金に関しては素人です。このページの内容は参考程度にして下さい。
正確な情報は、税理士、税務署等にお問い合わせください。
税金の本＞＞

[アフィリエイトの税金｜税金の種類・税率]

○申告が必要な人は？

以下に該当する場合は、申告が必要となります。

　1）アフィリエイトの年間所得が20万円超の給与所得者
　2）アフィリエイトの年間所得が38万円超（専業主婦などアフィリエイト収入のみの場合）

収入と所得の違い
収入と所得は、普段は同じような使い方をしますが、税金において、この違いは重要！
収入から必要経費を差し引いた残りが、所得となります。税金はこの所得にかかります。

【収入】 - 【必要経費】 = 【所得】

実際に所得が38万円を越えたからといって即、何か言ってくることはないと思いますが、
いちおう・・・そういうことになってますのでA=´、｀=)ゞ

ちなみに38万円というのは基礎控除（すべての納税者が使える控除）の額です。
38万円利益があれば、１年生活していけるという国の勝手な妄想がはじき出した額と思われます（何

通常、申告で「所得税」「住民税」を納めることになります。
さらに所得が290万円超の人は「事業税」を、課税売上高が1,000万円超の人は「消費税」を納める必要があります。

○必要経費

必要経費とは、収入を得る為に直接必要となる費用のことです。
上でも書いたように、税金は所得にかかります。つまり同じ収入でも、経費がたくさんあれば税金を少なくすることができるということです。←ここ重要

では、アフィリエイトではどのようなものが経費になるのでしょうか？
主なものを上げてみますので参考にしてください。
（もちろん、あなたが仕事で使っていることが条件です）

減価償却費：	10万円以上のパソコンなど（10万円未満なら消耗品扱い）
地代家賃：	事務所の家賃（生活をしている場合は、面積で按分）
租税公課：	事業税、消費税（税込み経理方式の場合）、固定資産税
水道光熱費：	電気料（自宅の場合は按分）
旅費交通費：	電車賃、バス代、タクシー代 ※自宅以外で仕事、打ち合わせする場合
通信費：	電話料、切手代、インターネット料、サーバー、ドメイン料
広告宣伝費：	メルマガ投稿、検索エンジン一括登録費、宣伝目的の懸賞
接待交際費：	取引先へのお歳暮、謝礼
修繕費：	パソコン等の修理代
消耗品費：	文房具、インクカートリッジ、ソフトウェア代デジカメ、プリンターなど10万円未満の備品
雑費：	振込み手数料
新聞図書費：	新聞、書籍
制作費・取材費：	レビュー用の商品、お店のレポート、旅の体験レポートの費用

※科目の振り分けに正解はありませんので各自の判断でOK。また自分で相応しい科目を作っても良いです。ただし毎年同じように振り分けましょう。1つの科目が高額になると印象は悪いようです・・と本に書いてありました（汗

■所得控除

所得控除とは、所得から差し引くことのできる控除のことです。
課税所得が減るため、所得税、住民税、国保保険料などが軽減されます。
あまり知られていないものも多いので、経費同様にもれなく計上しましょう。
主なもの

医療費控除：	医療費が一定額以上あった場合（生計を一にする家族を含む）
社会保険料控除：	国民健康保険料（税）、国民年金保険料、介護保険料、国民年金基金の掛金など
生命保険料控除：	生命保険料や個人年金の掛金
配偶者控除、扶養控除：	扶養家族がいる場合

医療費は10万円以上（所得200万円未満の場合は、その5％以上）の部分が控除となります（最大200万円）。交通費や薬代も含まれるので、病院によく通う方は、領収証を取っておきましょう。

管理人は、医療費をエクセルにその都度、記録しています。
実際に控除できるかは、10万円を越えるまでわからないのがつらいところ。
医療費くらいは、１円からでも控除してほしいものです。

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○確定申告

毎年1月1日から12月31日までの１年間に生じた所得について、翌年の2月16日から3月15日までの間に申告をします。
これが慣れないとなかなか面倒なものです。収入が増えてきたら、税理士にお願いすることも検討してみましょう。　記帳代行サービスもあります。記帳ドットコム＞＞

収入の区分
ポイントサイトやアフィリエイトの所得区分としては、「雑所得」または「事業所得」のどちらかに区分されます。

雑所得：	継続的にある程度の収入が無い場合
事業所得：	継続的にある程度の収入がある場合

また、懸賞や福引きの賞金は、「一時所得」となります。
こちらには特別控除額最高50万円があります。

申告書を作成しよう

事業所得としての申告の場合、「申告書B」を使います。（雑所得なら申告書A）
申告書は、税務署でもらうか、国税庁のHPからもダウンロードできます。

白色申告の場合は、「収支内訳書」、青色申告の場合は「青色申告決算書」の添付が必要です。白、青の意味がわからない人は、白色申告と思ってください。（＾＾；

収入及び必要経費を科目別に集計して収支内訳書に記載し、確定申告書に転記します。

管理人は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を、下書き用に利用しています。
計算間違いが無いのでオススメです。
画面の指示に従って、金額等を入力していくと申告決算書を作成でき、印刷すればそのまま税務署に提出することもできます。また、e-Tax送信用データとして利用できます。

青色申告

確定申告には白色申告と青色申告があります。
白色申告には、記帳義務がありません（300万円を超える場合は、義務が発生）。
青色申告には2種類の方法があります。複式簿記で記帳していれば65万円、それ以外（現金主義）なら10万円の控除が認められます。
※新たに青色申告をする人は、その年の3月15日までに申請が必要です。

控除が受けられるので、青色申告が有利であることに間違いありません。
しかし、手間もかかるので、天秤にかけて自分にあったほうを選びましょう。
ソフトを利用すれば比較的簡単に行えるようです。
フリーの人によく利用されている「やよいの青色申告」は、以下のリンクから体験版がダウンロードできます。

　まずはお試し！「弥生会計」無料体験版ダウンロードはこちら

副業がばれたくない・・・
サラリーマンの方で、会社に副収入があることを知られたくない場合は、
第ニ表右下の「住民税に関する事項」で、自分で納付（普通徴収）を選択してください。
こうすれば、事業所得分の住民税は天引きではなく、別に納付することができます。

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○予定納税と還付金

予定納税
予定納税基準額（※）が15万円以上あった場合、その年の所得税の一部としてあらかじめ税金を納付します（予定納税）。
サラリーマンが給料から源泉徴収されるように、事業主は「予定納税」という形で年２回（第1期：7月1日から7月31日、第2期：11月1日から11月30日）前納をします。
ただし、この予定納税額は前年の所得に応じて決まるので、収入が下がった年は少し大変になります。しかし、ここで納付しておけば、申告後に一括納税する負担がなくなるので、我々にとっても良いシステムだと思います。

還付金
所得が下がった年など、予定納税だけで払いすぎてしまうケースもあります。
このような場合は、払いすぎた分の税金は還付金としてちゃんと返ってきます。

還付加算金はあなどれない
税金を払うのが嬉しい・・・という人は、あまりいないと思いますが、
還付金を受け取る時は、納税しておいて良かったと思える少ない瞬間ではないでしょうか。
納めすぎた金額には「還付加算金」という利子がつけてもらえますが、この利率が最低4％と非常に高い設定となっているからです。今どき元本保証でこれだけの高金利はありえませんからね・・・

還付加算金の利率
・前年の11月30日の公定歩合＋4％（上限7.3％）

還付加算金は、予定納税をした人だけが利用できる高利回りの金融商品のようなものなので、これを利用しない手はありません。収入が下がった年こそ、がんばって予定納税をしておきましょう。
ちなみにそれでも大変と言う人には、予定納税額の減額申請も可能です。

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税金に役立つリンク

■記帳ドットコム

記帳代行（アフィリエイター応援パック）
●白色申告・青色申告10万控除対応の「簡易簿記」帳簿となります。
●会計ソフトは当社オリジナルを使用しております。
●納品形式は原則的にＣＤ－Ｒ（ＰＤＦファイル）となります。
●電話、メールでの相談も24時間365日受け付けます。

■顧問料無料.com

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◇　◇　◇

○ 管理人の場合・・・

■帳簿
初めはルーズリーフに手書きで帳簿をつけていましたが、(;^_^A
現在は、エクセルを使って作成しています。自動で集計してくれるので、慣れるとかなり楽。時間短縮になるのでおすすめです。ちなみに白色申告なので、シンプルな帳簿です。

日頃からちゃんと記帳しておくと、申告の時に作業が楽になります。
白色申告でも、経費は科目ごとに内訳を明記する必要があるので、
その都度、科目ごとに振り分けておくと良いです。

■領収証・レシート
経費を証明するために領収証は保存しておきましょう。もちろんレシートでもOK！
失くさないように、月ごとにルーズリーフにペタペタ貼っておきます。
帳簿やレシートは、７年間（5年のものもあるが）保存義務があるので、
申告が終わっても捨てちゃダメ！

電車賃や祝儀、香典のように領収証が出ないものや、要求できないものは、
メモをとっておきましょう。出金伝票を使うと便利です。

申告書

「確定申告書等作成コーナー」で作成したものを見ながら、手書きで記入したものを税務署に持参してます。提出の際に、明らかな間違いや書類の添付忘れがあれば指摘してくれるので、この点で郵送やe-Taxよりおすすめです。

「確定申告書の控え」は、収入証明書、所得証明書となります。保存しておきましょう。
申告内容に間違いがあった場合、申告期間中であれば、訂正申告ができます。期間が過ぎると更正の請求となり、審査が必要となります。

▲所得税（訂正申告）

▲消費税

添付書類

控除の証明証は、台紙に貼り付けて、一緒に提出します。

■医療費の明細書

毎年申告していても医療費の明細書の用紙は送られてきませんので、税務署に取りに行きましょう。封筒になっているので、これに医療費の領収証とエクセルで作った詳しい明細書を入れて一緒に提出してます。

病院にたくさん通うとこんなに分厚くなっちゃいます(ﾟｰﾟ;A

外貨小切手は
私は海外の小切手を頻繁に受け取ります。換金作業が必要なため、これが結構厄介なのですが、まず原則、小切手を受け取った年で計上するということです。

受け取った時点で全て円換算するのが正解ですが、作業が増えるので、税務署の方のアドバイスで以下のようなやり方で計上してます。

基本的に、銀行や換金業者から換金されて、日本円で振り込まれた時点で計上します。
ただし換金が年を越してしまう場合は、年内に円に換算して計上します。翌年に振り込まれた分は除外するという形です。
受け取った年がわかるように、小切手や換金業者からの明細などはコピーして保存しておくと良いでしょう。

オススメの本です
左２冊は申告で利用しました。